スポーツやアウトドアで使用する服は、ポリエステル繊維で作られている事が多いです
中には珍しく、ポリプロピレン繊維で作られている服もあったので、
今回は、「ポリエステル繊維とポリプロピレン繊維の特徴とちがい」について解説します
ラニ
- 年間250冊以上、学習まんが1000冊以上の読書家
- 元教諭で2児のママ
- 元大手アウトドア店員
当サイトについて
当サイトは、子どもにおすすめの学習まんがを紹介しています。小学生の子どもに学習まんがを「1ヶ月75冊」買い与えた結果、成績が楽々アップしました。
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など、まんがで学ぶときにはちょっとしたコツがあります。アウトドアの仕事でえた知識も交えつつ、勉強になるまんがを紹介します
アウトドア経験:沢登り、カヤック、キャニオニング、クライミング、リードクライミング、登山(屋久島、冬山など)、ケービング、サーフィン、サップetc
読書経験:学習まんが1000冊以上
ポリエステル繊維
ポリエステルは石油からできています
ポリエステルを樹脂にするとペットボトルになります
繊維にするとポリエステル繊維になります
ポリエステル繊維のメリットは
- 保水しないため速乾性がある
- 強度がある
- 低価格で量産しやすい
- 染めやすい
- シワになりにくい
- 日光に強い
- 化学繊維の中では熱に強い方
- 虫、カビの影響を受けにくい
- 薬品に強い
デメリットは
- 汚れを吸い取りやすい
- 静電気が起きやすい
です
ポリエステル繊維は、速乾性がよく日光に強いので、アウトドアやスポーツウエアでよく使われています
ポリプロピレン繊維
ポリプロピレンも石油からできています
ポリプロピレンはプラスチックの一種で軽いことが特徴です
注射器やタッパーなど、身近なものに多く使われています
繊維にするとポリプロピレン繊維になります
ポリプロピレン繊維のメリットは
- 繊維の中で最も軽い
- 強度がある
- 虫、カビの影響を受けにくい
- 保水しないため、速乾性があり、水に浮く
- 薬品に強い
- 熱伝導率の低さから保温にも効果がある
デメリットは
- 染めにくい
- ポリエステル繊維より熱に弱い
です
ポリプロピレン(PP)繊維は、吸水性がないため、速乾性能に優れ、熱伝導率の低さから保温にも効果があります
だからアンダーウエアなどでその力を発揮しますが、他の衣服では使いにくいとされています
まとめ
ポリエステル繊維は
- 染まりやすいため、衣服に使いやすい
- ポリプロピレン繊維より熱に強い
- 低価格で保水しない
- 衣服に加工しやすい
このような特徴があることがわかりました
一方、ポリプロピレン(PP)繊維は
- 染まりにくいため、衣服に使いにくい
- ポリエステル繊維より熱に弱い
- 低価格で保水しない
- 吸水せず軽い為、水に浮く
- 熱伝導率の低さから保温効果がある
このような特徴があることがわかりました
ポリエステル繊維とポリプロピレン(PP)繊維を混合で使用するアンダーウエアが販売されたりしています
わたしが調べた中では、ノースフェイスのアンダーウエアに混合のものがありました
水分を弾き、さらさらとした感触のポリプロピレン(PP)繊維と、吸水性に優れるポリエステル繊維を組み合わせています
繊維の特徴を捉えていくと、どうしてポリプロピレン繊維の衣服が多く作られていないのか、理解することができます
服を購入する時に、タグを確認してみると新しい発見ができますよ