「ケブラー」や「ダイニーマ」という名前を耳にしたことはありますか?
この2つは、アウトドア製品でもよく耳にする名前で、繊維の名前です
強度を出したいときに、使用されます
今回は、ケブラーとダイニーマそれぞれについて説明することで、ケブラーとダイニーマのちがいを理解していきましょう
ラニ
- 年間250冊以上、学習まんが1000冊以上の読書家
- 元教諭で2児のママ
- 元大手アウトドア店員
当サイトについて
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アウトドア経験:沢登り、カヤック、キャニオニング、クライミング、リードクライミング、登山(屋久島、冬山など)、ケービング、サーフィン、サップetc
読書経験:学習まんが1000冊以上
ケブラーの欠点は、アルカリ性、塩素、紫外線に弱いことです
一方、ダイニーマの欠点は熱に弱いことです
高強度繊維(こうきょうどせんい)とは
ケブラーやダイニーマのような強い繊維のことを「高強度繊維(こうきょうどせんい)」といいます
高強度繊維(こうきょうどせんい)とは、工業用として使用する為に、他の繊維より強度がでるように開発された繊維のことです
高強度繊維は、切れにくくて強い繊維のことだよ
ケブラーとダイニーマのちがい
ケブラーとダイニーマは
- 繊維の種類がちがう
- それぞれ別の会社の商標名
です
1つずつくわしく説明します
ケブラーとダイニーマは似たような用途でつかわれることが多いけど、ちがうもの。つくった会社が商品の名前を決めて、他の会社がつかえないようにしたものを商標(しょうひょう)というよ
商標(しょうひょう、英: trademark)とは、商品や役務の提供者(事業者)が、提供元(出所)を他者と区別するために使用する標識をいう
商標 Wikipedia参照
ケブラーとは
ケブラーとは、アメリカのデュポン社の商標です
正式名称は、パラ系アラミド繊維です
プラスチックの一種で、工業用として開発されました
最近では、火山噴火の被害から人をまもるために、屋根の補強に使われたりしています
ケブラーの特徴とメリットは下記のとおりです
- 高強度、高耐熱
- 同じ重さの鋼鉄と比べて5倍の強度をもつ
- ケブラーにも種類がある
- ケブラー、ケブラー29、ケブラー49の3種類ある
- アラミド繊維の中で最も引っ張り強度をもつ
- プラスチックの一種なので、さびない、電気を通さない
ケブラーのデメリットは
- アルカリ性、塩素、紫外線に弱い
ことです
ケブラーが使われている製品は
- 船体
- 飛行機
- ヨットの帆
- 自動車
- 防刃ベスト
- ボンゴ(打楽器)
- 手袋
- ロープ
などがあります
ダイニーマとは
ダイニーマとは、アメリカのDSM社の商標です
正式名称は、超高分子量ポリエチレン(高強度ポリエチレン)といいます
ダイニーマもプラスチックの一種で、パラグライダーなどに使用されています
ダイニーマと同じ繊維のものが日本の会社からも販売されていて、それはイザナスという商標になっています
ダイニーマの特徴とメリットは下記のとおりです
- 軽くて高い強度をもっている
- 耐久性に優れている
- 摩擦に強い
- 耐水性がある
- 衝撃吸収性に優れている
- 保水しない
ダイニーマのデメリットは
- 熱に弱い
ことです
ダイニーマが使われている製品は
- 軍用の防具
- ヘルメット
- 船舶用ロープ
- 防護手袋
- ザック
- スリング
- ロープ類
- ウルトラライトシリーズの軽くて丈夫な製品
などがあります
まとめ
ケブラーもダイニーマも、強度が必要な製品に使われています
身近なものだと、焚火のときに使う燃えにくい手袋や、山登りでつかうロープに採用されています
目にする頻度は少ないかもしれませんが、お店にいったとき、タグをみて確認すると面白いですよ