洞窟(どうくつ)の一種に、鍾乳洞(しょうにゅうどう)があります
この記事では、鍾乳洞のでき方について簡単に解説します
ラニ
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鍾乳洞(石灰洞)の特徴
鍾乳洞は、石灰岩(せっかいがん)が地表水、地下水などによって分解、溶解されてできた洞窟のことをいいます
鍾乳洞(しょうにゅうどう)は、石灰洞(せっかいどう)ともよばれます
名前が分かれているのは、鍾乳洞にある鍾乳石(しょうにゅうせき)という堆積物(たいせきぶつ)に焦点をおいて呼んでいるか、
洞窟がなにからできているのかという、主成分に焦点をおいて呼んでいるかの違いです。
海中に存在する鍾乳洞のことを水中洞窟(すいちゅうどうくつ)、沈下洞窟(ちんかどうくつ)といいます
鍾乳洞のでき方
鍾乳洞のでき方は下記のとおりです
海にいる生き物で石灰質をもった生き物がいます。サンゴ礁や貝、プランクトンなど、石灰質の殻や骨格をもった生き物の死骸が海底にありました。
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そのサンゴや死骸などが堆積(たいせき)し、海底で厚くなると、
石灰岩の地層ができあがります。
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その石灰質をもった地層が地上に隆起し、もともと地上にいた地層とくっつき大陸となります。そのくっついたラインを、中央構造線と言います。
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地上に隆起した石灰質をもった地層は、石灰質=炭酸カルシウムでできていることになります。その炭酸カルシウムは、酸性の溶液に溶解するという性質を持っています。
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地上から出てきたことで、雨水や地下水に触れるようになり、その雨水や地下水は、二酸化炭素を含み、弱酸性の性質を持っています。
二酸化炭素が水に溶けると、化学反応を起こし、弱酸性になる→雨水や地下水は弱酸性
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雨水や地下水にあたることで、地層が溶食(分解、溶解すること)され、それによって地層に穴や空間ができます。
これが、鍾乳洞(石灰洞)ができる仕組みです
鍾乳石(しょうにゅうせき)とは
鍾乳洞のなかに鍾乳石(しょうにゅうせき)があります
鍾乳石の名前の由来は、以下の通りです
- 鍾→かたまりあつめる
- 乳→乳状のねっとりした液体
- 石→鉱物
鍾乳洞にある、鍾乳石は、どのようにしてできるのでしょうか。
方解石(ほうかいせき)とは
- 鉱物の一種
- 炭酸カルシウムでできた鉱物
- 昔は、コンパスとして使われていた
このようなものです
鍾乳石(しょうにゅうせき)のでき方
まず、鍾乳洞に雨水や地下水が染み込んできます。雨水や地下水が染み込んでくる事で穴や空間ができ、洞窟になります。
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雨水や地下水はどんどん染み込んできます。しばらくすると、その雨水や地下水に石灰岩の成分である炭酸カルシウムが溶け始めます。それも大量に。
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多くの炭酸カルシウムを含んだ雨水や地下水は、化学反応を起こし、結晶化し始めどんどん沈積し、大きくなる
これが、鍾乳石のできる仕組みです。
方解石、鍾乳石、石灰石
鍾乳石の成分は炭酸カルシウムで、その炭酸カルシウムから作られるのは、鍾乳石だけではありません。
鍾乳石になる前は、方解石と呼ばれる結晶で、きれいなものは、大理石として使われています。
鍾乳石も方解石も、混ざっている成分はばらばらで、色も様々です。
また、成分や大きさ、模様などから歴史を推測できます。
方解石(ほうかいせき)
方解石は、炭酸カルシウムが結晶化してできる鉱物のことで、色は様々で光沢があります
鍾乳石になる前に、この方解石になります
方解石の中でも美しいものは、大理石として珍重されます
大理石は、石材としての呼び名です
鍾乳石(しょうにゅうせき)
鍾乳石は、洞窟内部につくられる堆積物で、炭酸カルシウムで飽和した水が積み重なってできます
- 鍾乳菅(しょうにゅうかん)→つららのように見えるもの
- 石筍(せきじゅん)→床からタケノコのように生えているように見えるもの
その他にも形や色がさまざまで、ちがう成分が混ざっているものもあります
石灰石(せっかいせき)
石灰石は、鉱物である、あられ石と方解石、石灰石や結晶質石灰石(大理石)を資源としてあつかう時の鉱物名、商品名のことです
商品化されるときに原料となる場合、石灰石とよんでいます
まとめ
鍾乳洞は、雨水や地下水にあたった石灰が化学反応をおこし、溶けて穴や空間ができ作られることがわかりました
鍾乳洞は日本国内だけでなく、世界にも存在し、観光スポットとして人気があります
ライトアップされていたり、電車が通っている国もあります
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息子はこのサバイバルシリーズの本と、マイクラのゲームで洞窟について学んだよ。マイクラには鍾乳石がでてくるからゲームでも色々知識をえることができるよ