プレートって何?
地震のニュースで「プレート」ってよく耳にするかも
地震とプレートって関係あるの?
日本に、地震が多いことはプレートに関係があります
プレートとは簡単にいうと「岩盤」のことです
- プレートって何?
- いつからプレートって呼ばれるようになったの?
- プレートの種類について
- 火山と地震とプレートの関係について
このような事を解説します
図を使ってわかりやすく解説するね
ラニ
- 年間250冊以上、学習まんが1000冊以上の読書家
- 元教諭で2児のママ
- 元大手アウトドア店員
当サイトについて
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アウトドア経験:沢登り、カヤック、キャニオニング、クライミング、リードクライミング、登山(屋久島、冬山など)、ケービング、サーフィン、サップetc
読書経験:学習まんが1000冊以上
プレートと呼ばれ始めたのは「プレートテクトニクス」がきっかけ
プレートと呼ばれ始めたのは「プレートテクトニクス」がきっかけです
プレートテクトニクスとは、
「プレートという概念を用いて、地球上には、数十枚のプレートが存在し、
プレートが互いに動くことで大陸の移動などが起こるとされる考えのこと」です
簡単にいうと、こんな感じ↓
地球をおおっている何枚もの板のようなものをプレートと呼ぼう!
そのプレートは、毎日少しずつ動いているみたいだね
多分、プレートが動くことで、大陸がうごいているんだ。日本列島などの形が変わるのもプレートが動くからじゃないかな!?
よし!この考えを「プレートテクトニクス」としよう
1912年にドイツのアルフレート・ヴェーゲナーが「大陸移動説」を提唱したことが始まりとされています(実際にはそれ以前にも説はあったみたい)
参考:地球上に存在するプレートの詳細(プレートテクトニクスWikipedia参照)
プレートと呼ばれだした起源だよ
プレートとは、簡単にいうと「岩盤」のこと
プレートとは簡単にいうと、「岩盤」のことです
地球の表層部にある厚い板状の大きな岩盤のことで、
「上部マントルの地殻(ちかく)に近いところ(最上部マントル)」と、「地殻」を合わせた部分のことです
マントルがどれか、画像で確認してね
そして、プレートは、地球をおおっていて、十数枚あります
プレートは、すごく分厚くて、何枚もあるんだね
ちなみに…
地球の半径は、約6,400キロメートルあります
海の深さは平均は3800m。世界最大の深さはマリアナ海溝の10,924m。
・地殻ってなに?と思った方は、この記事で詳しく説明しています↓
プレートには2種類ある「大陸プレート」と「海洋プレート」
地球上に存在するプレートは、大きく2種類に分かれます
- 大陸プレート→大陸側にあるプレート
- 海洋プレート→海側にあるプレート
海側にあるか大陸側にあるかで、種類分けされているよ
大陸プレート
- 大陸にある地殻+マントルの最上部のこと
- 主に大陸にあるプレート
- 例:ユーラシアプレート、北米プレートなど
海洋プレート
- 海洋のある地殻+マントルの最上部のこと
- 海底にあるプレート
- 例:フィリピン海プレート、太平洋プレートなど
プレート同士はぶつかると、押し合ったり片方が沈んだりする
プレートは動いていて、互いにぶつかることがあります
プレート同士がぶつかると、下の図のように、片方のプレートが地下に沈み込む場合があります
片方のプレートが沈み込んだときにできる溝を「海溝」と呼びます
・海溝と同じように、片方のプレートが沈み込んだときにできる溝「トラフ」があります
海溝とトラフのちがいについて知りたい人は、こちらの記事を参考にしてください
プレート同士は、ぶつかる、片方が沈み込む、離れる、すれちがう
プレート同士は日々動いているので、ぶつかったりします
ぶつかって片方が沈んだり、すれちがったりします
また、プレートがうまれる場所では、プレートが離れるように動いています
ぶつかるプレートの組み合わせは3種類
- 海洋プレート×海洋プレート
- 海洋プレート×大陸プレート
- 大陸プレート×大陸プレート
大陸プレートと海洋プレートがぶつかるとき
大陸プレートより海洋プレートのほうが水を含んで重くなるので
海洋プレートが下に沈み込みます
日本列島の周りにあるプレートは4種類
日本列島のまわりには、大きな4枚のプレートがあります
- 太平洋プレート
- フィリピン海プレート
- ユーラシアプレート
- 北米(北アメリカ)プレート
この4つのプレートが、日本列島周辺にあります
太平洋プレート、フィリピン海プレートは、海洋プレートです
ユーラシアプレート、北米プレートは、大陸プレートで、面積の大きいプレートです
参考:南海トラフ地震のメカニズム(気象庁ウェブサイト)、地球上に存在するプレートの詳細(プレートテクトニクスWikipedia参照)
プレートが動いて火山ができる
火山はもともと存在しなかった山です
プレートの運動によって山はつくられます
海洋プレートが大陸プレートの下に沈み込み、100㎞まで到達し長い期間をかけてマグマを作り
そのマグマが地上に出てくることを「噴火」といいます
噴火によって出てきた溶岩や火山灰が固まって積み重なって「火山」ができます
日本列島の下には、海洋プレートが沈みこんでいて、海洋プレートに含まれる水分によりマグマが発生するので
火山が多い国となっています
・火山ができるしくみや、火山が噴火するしくみについては、こちらの記事を参考にしてください↓
参考:「火山学者に聞いてみよう」のページより、火山のできる場所と地球の大構造などのQ&A(日本火山学会ウェブサイト)
地震はプレートが動くから起きる(地震の原因4種類)
地震はプレートが動くから起こります
地震が起きる原因は、4種類にわかれます
地震がおきる原因(4種類)
- 1、プレート間地震
- 2、沈み込むプレート内の地震
- 3、陸域の浅い地震
- 4、火山活動に伴う地震
1、プレート間(海溝やトラフ)で起きる地震のしくみ
海洋プレートが大陸プレートとぶつかる時、大陸プレートを地下へ引きずり込みながら沈む
↓
大陸プレートが引きずりに耐えられなくなり、もとに戻ろうと跳ね上がる
これが、境界で起きる地震のしくみです
元に戻ろうとするバネの力で起きる地震だね
2、沈み込むプレート内で起こる地震のしくみ
プレート同士がぶつかり、海洋プレートが沈みこむ
↓
ぶつかりあった衝撃や圧力などにより、沈んだ海洋プレートの内部で歪みが生じ、断層運動がおきる
これが、沈み込むプレート内で起こる地震のしくみです
押し合う力でズレや歪みができて起きる地震だね
3、陸域の浅い部分で起こる地震のしくみ(直下型地震)
プレート同士がぶつかりあう
↓
その圧力や衝撃が大陸のプレート内部に蓄積(ちくせき)される
↓
蓄積されたゆがみが地下数㎞から20㎞程度までの比較的浅い部分で断層運動が起こる
これが、陸域の浅い部分で起こる地震のしくみです
人が住む直下で起こるから、地震による被害が大きくなる傾向があるよ
「直下型地震」とよばれているよ
4、火山活動により起きる地震のしくみ
プレート同士がぶつかり合い、海洋プレートが沈み込む
↓
海洋プレートが100㎞以上深く地中に沈み込むと、マグマが発生する
↓
マグマが地上に上がろうと動き始める
↓
プレート部分まで上がってきたら、プレートに力が加わり、断層運動が起こる
これが、火山活動に伴って起こる地震のしくみです
鹿児島県の桜島の大噴火(1914年、大正 3 年)に伴う桜島地震(M 7.1)が有名だよ
断層運動のわかりやすいイメージ図↓
参考:地震の仕組みと現象(地震調査研究本部事務局ウェブサイトより)、地震調査研究推進本部事務局ウェブサイト
まとめ:プレートは日々動き続けている
プレートは、日々動き続けています
日本で地震が多いことも、プレートと関係していました
プレートについて知ることは、地震について知ることにも繋がります
プレートが、色々なことに影響を与えているのがわかったね
地震について学べる学習まんが紹介
読書が苦手な子でも読める
地震についてわかりやすく学べるマンガを紹介します
大人気シリーズの実験対決だよ。実験しながら仕組みについてわかりやすく学べるよ
東大生の伊沢拓司もおすすめしているサバイバルシリーズだよ
このマンガは、受験対策にも人気のある本だよ
大人向けの本はこちら↓
南海トラフで発生する巨大地震について、その仕組みから防災まで、できるかぎり読みやすく解説した本です
海溝とトラフについても学べます
この記事で紹介しているプレートが原因でおこる地震のことや、マグニチュードとは何か知ることができる本だよ
地殻やフィリピン海プレートなども出てくるから、この記事をよんだ後にこの本を読むと理解しやすいよ